2021年は釧路~白糠開通120周年、花咲線全通100周年、釧網本線全通90周年、石勝線開通40周年。
道東地域の線区が揃ってメモリアルイヤーを迎えました。
これを記念し、釧路車のキハ40のうち2両がかつてキハ22等で見られた「国鉄一般気動車標準色」に塗り替えられ、過日、釧路駅で展示イベントが実施されました。
大変鮮度落ちですが、ようやくアップする準備が出来たので当日の様子を。
駅舎内の装飾に力が入っていました。
イベント時は1766のみ塗り替えられていましたが、現在では1759も塗り替えられ2両体制となりました。
入れ替わる形で、左の写真にちょこっと写りこむキハ40 777が廃車となり非常に残念です。
奥から手前へ4両編成が近付いてきます。
減便・減車傾向が今後ますます見られるでしょうから、一般気動車4連は北海道ではかなり貴重かと。
キハ40 1766+キハ54 521+キハ54 522+キハ54 507という超豪華編成。
キハ54 521(地球探索鉄道)は初めて撮影。後ろ2両は、過去に撮影・乗車済みです。
釧路駅1番線へゆっくり入線していきます。
送り込み撮影後は、もちろんホームに入場して細部までじっくり撮りました。
1766が検査を受けていたことすら知りませんでした。
このツートン塗装は他地域で既にキハ40へ塗り替え実績があるため、ちょっと見慣れている感があります。
しかしながら、暗い話題が多い北海道で、まさかのツートン登場に驚きを隠せません。
塗り替え前の1766がこちら。しかも今年撮影したもの。
1700先頭でやる気なくても、撮っておいて良かったと思います。
ラッピング車との連結もこの日限りか。
コールマインがある釧路らしいモニュメント。
ルパンラッピングももう少し撮っておきたいと思っていたタイミングで、良い撮影機会でした。
車内もルパン柄だったら…と思いますがね。
この反対側では1766に昔のサボが差されていました。
長大路線として平成まで生きた、標津線の計根別行き。
これはミステリートレイン。
ナンバリングここには要らないでしょう…と毎回ツッコんでいる看板と共に。
白幕なのが残念でしたが、この後急行幕が出ました。
車番も見えないようにして少しでもキハ22っぽくスナップ。
根室方の1766は前照灯が点灯し幕もコロコロ変わっていました。
普段は発車後に点灯したりしている会社とは思えないサービスっぷりです。
タイフォンは………
幕回ししてくれたおかげでときめく三文字が。
これで試運転したら平日でも各所に人が集まりそう。
これで修学旅行に行ったら腰が痛いという声が聞かれそうです。
なんと学園都市線幕も入っていました。
苗穂に配置されたことはなくても入っているようです…
ツートン塗装に急行幕は結構エモい。
これで全てでした。
展示終了後、車両所へ返却回送となりました。
おまけですがLED前照灯となった526の出区。
こちらの従来型と比較すると印象が結構変わります。
返却は507が急行幕を掲出してきました。
このイベント限りなのが本当にもったいない編成でした。
撮影後は、釧路駅2階のステーションギャラリーへ。
普段は一般公開されていない部屋ですが、特別公開となりました。
びっくりするぐらい貴重な品々が保管されていました。釧路駅恐るべし…
20年前の2001年に走ったSL白糠号。
今回の周年ロゴもこの時のを踏襲していることが分かります。
かつて存在した6番線の案内看板。
士幌線・広尾線の廃線記念プレート。
全てがエモーショナルなポスター。左は三笠にもあったような。
おおぞらも来年は60年ということになります。
そのタイミングで何かがあるのでしょうね。
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