札沼線の北海道医療大学~新十津川がこの春、廃止となりました。

札沼線は、1972年に新十津川~石狩沼田が廃止されており、今回は2度目の部分廃止。
桑園~北海道医療大学は2012年に電化されたものの、医療大以北はキハ40が生き残り、
札幌から気軽に乗れるローカル線として貴重な存在でした。

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以前は、浦臼~新十津川が1日3往復でしたが、晩年は午前中の1日1往復まで減少。
乗るためには早起きをしないとならず、新十津川は日本一早い終電の駅として有名となりました。

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北海道医療大学駅。

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電車と気動車の並びも見られました。


同区間の車両は、スーパー40と言われる高出力の400番台がメイン。
増結時は700番台等が登板。
扉が黄緑色に塗られているのはこの400番台の2両のみ。
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朝の送り込み回送。
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新十津川からの終電後、日中に1両は回送されて苗穂へ。

夕方、再度苗穂を出区していました。

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苗穂駅の自由通路が整備されてからは、夕方の出区が格段に撮りやすくなりました。

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冬期は、後ろに写っている山線ラッセルの出区時刻と約10分違いでした。

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ここからは駅の紹介。

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まずは同区間で唯一、列車交換が可能だった石狩月形。

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木製電柱、タブレット交換等、国鉄時代の面影を随所に残す駅でした。

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昨年の増結時。

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そして冬景色。

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今回、16駅が廃止となり、札沼線も随分短くなりました。

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廃止の装飾。

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続いて終着の新十津川駅。
駅舎は減築されているものの、終着駅の佇まいとしては十分でした。

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石狩沼田方面には少し線路が残されていました。
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新十津川駅前に咲くコスモス。

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晩年は、地元の有志による列車見送りや、終着駅証明書発行、駅前でのグッズ販売、イベント開催等、
廃止間際でなくても賑わっていました。

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そしてもう1つ有名な駅が、豊ヶ岡。
石狩月形の隣駅でありながら、周囲に人家は無く、秘境駅として人気がありました。

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末期は人の写りこみは回避できません…

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その他の駅。
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石狩金沢、本中小屋、中小屋は貨車改造駅舎3兄弟でした。

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こちらも兄弟駅舎の、札比内駅、晩生内駅。

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浦臼駅に停車中。

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於札内駅。

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国鉄時代の駅名票が残っていました。


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南下徳富駅。

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下徳富駅。中規模の駅舎が残存。
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このあたりの沿線風景は、ピンネシリをはじめとした樺戸山系です。

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路線廃止前より、代替のバスが運行を開始しているという異例事態。

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町役場の垂れ幕。結局、最終運行は5月6日とはなりませんでした。

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以上です。


おまけ

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300番台の臨時列車「まちもの語り号」。